c6eb410.gif c6eb408.gif c6eb406.gif
− 日本ボケ協会 ( 公式ホームページ ) 
◆楽しみ方
 ボケの魅力は、春一番に可憐な花を見せてくれる花木であることです。
 品種の多さ、花色の多彩性、花色の変化、咲き分け種の花の変化の妙。
 どれを取っても楽しみの多い樹種です。
 ボケは、さし木をして二年〜三年で花が咲くのでミニ盆栽仕立に、歳月をかけて大物単幹仕立、株立盆栽仕立、針金や支柱を使って長尺仕立と、いろいろな作り方ができます。
 庭木仕立にする場合、植え込んでから三年〜四年間は剪定をしないと、かなりの成長が見られます。その後、自分好みに応じて形を整え、剪定をするようにしてください。ボケは実も良く付きます。それも一つの魅力です。

◆苗の植え方
 ボケを購入される場合、ほとんどが鉢植えかポット植えの物が多いと思いますが、地堀物や裸苗を購入された時は、植栽時期は秋の方が良いでしょう。
 まず植込みに際しては、長根・太根を植え込み用の鉢に合わせて切り込みます。また、地上部も樹形を見ながら不用枝や長すぎる枝を出来るだけ短く切り込みます。次に用土ですが、赤玉土五・鹿沼土三・腐葉土二の割合に混合して、鉢にしっかりと植え付けてください。

 植え付け後は鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷり与えてください。
 その後は、表土が乾いたら水を与える程度で管理してください。

◆早く花を見る方法
 良い花を咲かせるには、まず日常の肥培管理が一番大切になります。
 特に秋肥をしっかり与えておかないと良い花が咲きません。
 花を早く咲かせるには、秋にまず花芽の確認をしてから十月中旬から下旬頃を目途に新枝を剪定しておきます。
 その後、一番大切なことは屋外で寒さに充分当てることです。
 翌年、一月中旬頃を目途に暖かい部屋に入れておきます。
 部屋の中でも日光が当る場所に置かないと花色が薄くなるので注意が必要です。時々は霧吹きで水分を与えると一層効果があります。

◆苗の選び方
 ボケの売店にも色々あると思いますが、専門店あるいは専門業者から求められるのが最も良いでしょう。
 単色系の品種については、品種の間違えがなければ問題ありません。
 咲き分け品種の場合、咲き分けの有無、咲き分けのバランスなどを考えると、花の咲いている時期に購入されると良いでしょう。
 いずれの品種も病害虫のない根張のしっかりした物を選んでください。